佐藤建設には建物を“つくる” 以外にもう一つの顔があります。
それは、社員が運営するカフェ。
お客様に“寄り添う” ことで生まれる気づきや、増えていくお客様との繋がりは、会社にとっても大切な財産に。
外からは見えない日々の努力や工夫について3 人にお話を伺いました。

【左:原田さん、中央:小椋さん、右:難波さん】
Q,1 お店に行くと明るく働いている姿が印象的ですが、意識していることはありますか?
小椋 社員の方からも「いつも楽しそうだね」と言われることが多いんですけど、私は「楽しく仕事をする」ことがカフェで働くうえで一番大切だと思っています。スタッフにも「私たちはお客様に非日常を感じてもらわないといけない。そのためにはまず、私たち自身が楽しそうに働いていないとダメだよね」と伝えています。もちろん厳しく言うときもありますが、「一番は楽しく仕事をしてね」と話しています。その意識があるからこそ、自然と楽しそうに働いているように見えるのかもしれません。
難波 私も、お客様から「働いている姿を見られている」という感覚は強くなりました。特にファブスができてからは、小椋さんや原田さんと一緒に働く機会が多くなって、真似したいところはどんどん目で見て盗むようにしています。2 人からフィードバックをいただきながら、お客様への接し方をより一層意識するようになりました。
原田 私は3 店舗になってから小椋さんと一緒に働く機会が減ったんですけど、その分「自分がチームを引っ張っていかないと」と思うようになりました。カイルアのスタッフには引き続き「楽しく働こう」という意識を伝えるようにしています。それが自然とお店の雰囲気づくりにつながって、常連さんにも新規のお客様にも「良いお店だな」と感じてもらえるポイントになっているのかなと思います。
難波 技術面では、最近ようやくバリスタデビューしたんですけど、毎日味が変わるので朝の調整が本当に難しくて……。
その日の豆の個性を引き出すのに苦労しています。2 人は味がすぐ決まるので、本当にすごいなと日々勉強させてもらっています。
原田 美味しいコーヒーを入れるには、まずコーヒーそのものを好きになることが大事なんですよね。基礎を固めるのに3 カ月以上はかかるし、安定した味を出すにはさらに時間が必要になってきます。ゴールがないから苦しくなる時もあるけど、「好き」という気持ちが原動力になってくれるから頑張って!
小椋 私も納得できる味にたどり着くまで、すごく時間がかかりました。でもその分、新人スタッフがどこでつまずきやすいのかが分かるんです。だから「こうすればクリアできるよ」と、失敗とセットで伝えるようにしています。体で覚える部分は多くて大変だと思うけど、困ったことがあればいつでも言ってくださいね。

Q,2 いつも美味しい商品をたくさん販売していますが、新しいメニューはどうやって考えていますか?
小椋 新商品はだいたい2 ~ 3 カ月ごとに入れ替えています。特に問屋町は変化を求めるお客様が多いので、常にスピード感を意識していますね。飽きられないように、トレンドを押さえつつ商品を開発するようにしています。
難波 私は、スタッフの「こんなの作ってみたい」というちょっとした声が実際の商品になるのがすごく嬉しいです。会話の中でふと出たアイデアを、調理メインのスタッフが「じゃあここをこうしたら?」って形にしてくれるんです。自分が考えたメニューをお客様に提供できるのは、本当にやりがいがありますね。
原田 新商品をつくるときは、納得できるまで試作を繰り返します。味の方向性を決めて、ニーズやターゲットをしっかり見極めていく。味や見た目が良くてもニーズに合っていなければ売れないんですよね。実際、この夏はその難しさを経験しました。だからこそ「やりたいこと」だけじゃなくて、トレンドのキーワードをどうカフェメニューに落とし込むかが大切だと思います。

Q,3 「ホスピタリティ」を大切にしていると伺いましたが、接客の工夫などあれば教えてください!
難波 「自分がされて不快に思うことは絶対にしない」と決めています。その逆で「こうされたら嬉しいな」ということを徹底するんです。お客様って、入ってきた瞬間の空気感で「話しかけてほしい人」と「一人で静かに過ごしたい人」が大体分かるんですよね。だから、その雰囲気を読み取って接客をしています。コーヒーの種類が分からない方には「普段どんなコーヒーを飲まれますか?」と聞いて、そこから近い味をおすすめするようにしています。
小椋 ただコーヒーを買うだけならコンビニでもできますよね。でもわざわざファブスまで来てくださるお客様には、それ以上の体験をしてほしいと思っています。だからまずはお客様の気分や求めていることを丁寧に聞いて、それに合った提案を心がけています。ただし、それが“押し売り” にならないように、できるだけ同じ目線で話すことを意識していますね。
原田 カフェって「家でも職場でもない第三の居場所=サードプレイス」だと思うんです。だからこそ挨拶も「いらっしゃいませ」ではなく、「おはようございます」「こんにちは」と声をかけるようにしています。私たちのつくるカフェがそんな場所になればいいなと思います。
原田さん、小椋さん、難波さん、お話を聞かせていただきありがとうございました!